
ハッテン場というのはゲイ固有のカルチャーだ、またはゲイ特有の習俗であって、ハッテン場の成り立ちと言うことを考慮に入れても、特例で認めてもいいのではないかという考え方もある。しかし、ハッテン場、その由来から来る名前が俺は存在意義を失っていると思っている。日常生活においてゲイ同士が会う機会が極めて少ないというのはもはや過去の話。今、GPSを用いたアプリで世界中のゲイの居場所が分かり、容易にコンタクトが取れる。出会うための場所という本来の意義は失われている。例えばカップル喫茶、ストリップ劇場、ハプニングバー、そうしたものが摘発対象であるならば、ハッテン場も十分、その対象になり得るだろう。それに、例えばこの前の刑法改正で、強●罪が強制性交罪に変わったが、これは単なる名称変更ではなく、性交の中に口腔性交や肛門性交も含まれるようになった。要するに、ゲイのセックスも性交として認識されるようになったのだ。ゲイだけ許されるなんてものは、ゲイだけ許されないものがないのと同じようになくなってきている。ゲイが法の枠外というのは過去の話になりつつある。まして、特権なぞない。
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