17時か。まあ人も結構入れ替わったな。筋肉質も二人くらいいるけれど、俺の前をサッサと通り過ぎる。デブは遠慮なく触ってくるよな、マジで。このブヨブヨで赤銅色の胸に白い胸毛がモジャモジャ生えたオヤジなんて、何回触ってくるんだか。気持ち悪い。剃れよ、胸毛。そもそもどこが40代なんだよ。暗がりで見たって50は確実に過ぎている感じだけど。最近は受付も甘いんか？と、若くてスリムなリバが俺の前をサッと通り過ぎる。うーん、まあ良さげだし、帰り際にすれ違う時に触ってみたら、また舞い戻って来て奥の誰でもスペースに入って行った。これはイケるかなと思いきや、後から来た中年体型が奥に行ってかっさらわれてしまった。何だよ、待たずに行っておけば良かったな。と、続いてはす向かいに、長めでカールがかった明るい茶髪の、パッと見イギリス人？って顔立ちの色白のハーフっぽい奴が立った。あれ、俺？と、早くも反対側からちょっかいを出す奴が。展開が速いね。全然ついていけないんだが。けれど、俺の方を見ているんで、手を出して個室に連れ込んだ。
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