
警察批判もある。一部の活動家が、「警察はあえてハッテン場の前に張り付いている」「二丁目に集まるゲイを、性的指向を理由に職質のターゲットにしている」と主張したり、石川大我参議院議員(比例東京)に至っては、新宿二丁目で「オレは2丁目を偉そうに歩き回る警察を撮るのが趣味なんだ」「オレは国会議員だぞ! ビビっただろう」と警官に向かって叫んだという記事("Asagei Biz" 2020.4.14)が出ているが、これはゲイの権利向上に果たしてプラスの効果をもたらしているのだろうか?ま、泥酔しての大虎ぶりを記事にされただけなんだろうけれど、基本的には法律に違反しているなら取り締まって当たり前で、警察が悪いことをしているわけではない。大体、警察が正義を作っているのではなくて、自然法というか万民法というか、誰にも適用されるルールに違反しているから取り締まっているので、警察批判は筋違い。性風俗は社会的法益というか、健全な性風俗・性秩序を守り維持していくため、ある一定のルールを設けなくてはいけないものだ。それが法治国家というものだ。ただ、職務質問というのは、普通は挙動不審等で何らかの犯罪を疑うから行われる(警職法2条1項)。ハッテン場に来る者を無差別に呼び止めて職務質問をしているのだとしたら、違法だ。所持品検査も応じる必要はない。ハッテン場に張り付いていることでハッテン場の営業を妨害しているなら、それもヤクザのやり口と何ら変わらない。俺が言っているのは、新宿二丁目にいる挙動不審者は、別に職務質問を受けても構わないのではということだ。新宿二丁目でなくとも同じことをしているのだから。ただ、俺はこんなにもハッテン場に行っているのに、職務質問なんてされたことがない。出勤するかの如く、堂々と行っているんでね。
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