彼との相性は抜群だった。ほぼ同じくらいの時間で「イキそう。」になり、そのたびに寸止めを繰り返し、体勢を入れ替えた。
一晩中やり続けたが、疲れよりも快感が勝り、またその快感も繰り返すたびに増していくような、それほどお互い初めて会ったのにお互いのことを知り尽くしているような、そんな感じだった。
終始無言で、ただ「イキそう。」だけ。その他に特段言う必要はなかった。されるがままでも相手はツボを知っていたし、俺も知っていた。
髭で軽くなぶられる感じもたまらなかった。
どれくらいの時間が経ったか、「イキそう。」と言った後もその手が止まらなかった。
しかし、俺も止めなかった。しばらくして、俺は絶頂を迎えた。
そして、彼も程なくしてイッた。俺たちは、それからも長い間キスをした。
一緒に外に出た。既に外は明るくなりかけていた。
彼はヘルメットをかぶり、バイクで千住新橋の方へ走って行った。
特にメール交換も、名前すら聞かず。また会えるかなと思って。
けれど、それ以来、姿さえ見かけることはなかった。
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一晩中やり続けたが、疲れよりも快感が勝り、またその快感も繰り返すたびに増していくような、それほどお互い初めて会ったのにお互いのことを知り尽くしているような、そんな感じだった。
終始無言で、ただ「イキそう。」だけ。その他に特段言う必要はなかった。されるがままでも相手はツボを知っていたし、俺も知っていた。
髭で軽くなぶられる感じもたまらなかった。
どれくらいの時間が経ったか、「イキそう。」と言った後もその手が止まらなかった。
しかし、俺も止めなかった。しばらくして、俺は絶頂を迎えた。
そして、彼も程なくしてイッた。俺たちは、それからも長い間キスをした。
一緒に外に出た。既に外は明るくなりかけていた。
彼はヘルメットをかぶり、バイクで千住新橋の方へ走って行った。
特にメール交換も、名前すら聞かず。また会えるかなと思って。
けれど、それ以来、姿さえ見かけることはなかった。
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