チケットを無愛想な女スタッフに渡し、左側がトイレとちょっとした休憩スペースで、正面が上映室のようで、ドアの前には3,4人たむろっている。中に入ると、まだ何もやっていないようで明るい。せいぜい5,6人がばらけて座っている感じだ。壇上になっていて、その向こうにスクリーンがある。「壇上には上がらないでください。」と書いてある。でしょうね、映画見えなくなっちゃうし。やっていたのは「サンタモニカの白い薔薇」。こういう成人映画を見るのは初めてなのだが、ストーリーをいうと、静岡の小さな農家で終わるのはイヤだという主人公が、まず東京のウリ系ゲイバーでおじさんと初体験をして、お金を貯めてサンタモニカに渡り、日本レストランで働きながらアメリカ人のゲイの彼氏を作るけれど、その彼がHIVに感染していて、検査したら自分もかかっていることが分かり、シェアルーム相手からも出ていくように言われ、実家に手紙で報告するが逆に勘当される。最後まで見ていない。すごく退屈で、あくびがこんなに出るんだっていうくらいつまらなかった。まず、いつの映画なんだよって言うくらい、何もかもが古いし、主人公も昔は、歌手もアイドルも漫画も、皆こんなんだったなってくらいの顎の小さい逆三角形の顔立ち。ストーリーを書いたけれど、セックス場面が冗長で、擬似だから白々しくて笑えてくる。サンタモニカまで行って現地ロケする必要があるんだろうかってくらい、内容が薄い。というか、普通につまらない映画だったので、時間が勿体ないというか、結末を知りたいというより早く帰りたいという欲求の方が勝った。
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