
「男らしい」とは何であろうか。義理堅くて人情深い、潔くて猛々しい、男も惚れてしまうような、まさに男の中の男、ではない。任侠でもヒーローでもない。ハッテン場の「男らしい」は性格や気質などは何の関係もない。ニヒルでも優柔不断でも豪放磊落でも、詐欺師でも料理が得意でも趣味が人形集めでもなんでもいい。男の中の男、というのではない。ヒーローとか情に厚いとか、芯がしっかりしているとか、そうしたことは求められていない。ただ、仕草がナヨナヨしている、オネエ言葉を使う、中性的な顔立ちをしているあたりは「男らしい」とは言えないだろう。昨今はジェンダーフリーが叫ばれ、女人禁制は理由が問われる時代だけれども、ハッテン場では外見が「男」しか入ることができない。ハッテン場に入れないものは「男」ではない。はっきり言うと、性別が男であっても「男」として認められない。そして、男を見て欲情しなければ「男」ではない。理性より本能、ヒトより獣、発情のスイッチが入っていることが男の条件である。
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