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男が欲しくて三千里~男日照りでカラッカラさ!!

発展場の様子や雰囲気、出来事を思いつくままに書いていきます。

 

手隠し違法説の検証(1)

手隠し違法説001
・手隠しイベントの時って、皆しっかりと手で隠しているよね
だって、手隠しだからね。手隠しは全裸ではない、しかし、全裸イベントの時だって正直手で隠していた。銭湯とかサウナとかではエチケットとして股間を隠すけれど、手では隠さない。タオルだ。手隠しイベントでは何もくれないので、手で股間を隠さざるを得ない。というか、誰にも見えないように、しっかり隠している奴なんていない。だいたい、手を当てているに過ぎない。(ちなみに、俺は竿を握っている。)そして、ずっと隠したままだろうか?一連の動作を片手で股間を隠したままで行っているだろうか?手で常時隠すのって無理ではなかろうか。そして、手は当てているだけだろうか。揉んだり、握ってガシガシ動かしていても、手隠しなのだろうか。だいたい、こんな論法が通じるんだったら、世の中の露出狂は逮捕されないのではないか。ほぼ100%のゲイが思っているだろう、「全裸じゃん」。この、手で隠しているから全裸ではないという、一休さん的トンチめいた発想、世間一般的に、いや、警察の視点で通用しているのかどうかを考えたい。
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手隠し違法説の検証(2)

手隠し違法説002
ハッテン場、手隠しイベントに行って摘発とかされるのが怖いから行きたくないという人も結構いる。この摘発、2011年10月29日に北新宿の「デストラクション」が、翌年2月には大阪で「タフ」が摘発されたことを指しているのだろう。いずれも同性愛者が公然と全裸でわいせつ行為を行う場所を提供したという、公然わいせつ幇助罪の容疑であった。ネット上にはいろいろな意見が溢れている。
・これは薬物事案を挙げるための別件逮捕だ。ハッテン場をなくすことが目的ではない。
・ガチムチ系の、基本「生」推奨の店だったから、HIV感染抑制のために捜査対象になったらしい。
・公然わいせつ罪は微罪だから、たいてい起訴されないので過剰な心配をする必要がない。
・警察が実績を上げたいからハッテン場周囲をパトロールして職務質問し、実績が乏しい月に恣意的に摘発している。
・誰にも迷惑をかけているわけではないのに、正義の名を借りて治安維持のために風俗を取り締まっている。
・違法と適法の間のグレーゾーン。警察が黙認しているのだろう。
これらは推測や噂の域を超えていない。それに手隠しなんてスタイルは東京だけで、大阪では見かけないのも不気味ではないだろうか?ここではこうした推測や噂が正しいかどうかも含めて検証していきたい。

 

手隠し違法説の検証(3)

手隠し違法説003
別件逮捕というのは、本来の目的では証拠を挙げるのが難しいことから、別件逮捕で家宅捜索に入って本来の目的を果たすことであり、実際よくやられている。ただ、薬物事案が確かに目的だったかも知れないが、公然わいせつ幇助罪が消えるわけではない。だから平気なんだというのは答えになっていない。また、逮捕されたから有罪ではないというのは推定無罪の原則のことを言ってるのだろうか?起訴されなければ間違いなく無罪放免、けれど、ニュースって「逮捕」の段階で載るので、逮捕拘留されたけれど不起訴だったからシロなんです、で、ああそうですかとはならない。一日拘留されて説教されて帰されるくらいに思っているなら、ちょっと甘いのではないか。たいてい起訴されないという根拠はよく分からないが、犯罪白書を見る限りでは6割は起訴されている。起訴されれば、よっぽどのことがない限り有罪だ。ハッテン場の摘発が公然わいせつ「幇助」罪であったということに気づいているだろうか?場所を提供したと言う行為は公然わいせつの「幇助」にあたるということで逮捕されている。これは刑法でいう従犯であって、正犯ではない。刑法第63条に「従犯の刑は、正犯の刑を減軽する。」と書いてある。正犯としての公然わいせつ罪を適用されるのは、利用者だ。従犯が起訴されて正犯は不起訴なんてあるだろうか?起訴されない自信はどこからきているのだろうか?それに、薬物を挙げるのが目的だとしたら、現行犯で挙げるのは相当難しい。所持の方が簡単確実なのだから、わざわざハッテン場まで巻き添えにすることはない。

 

手隠し違法説の検証(4)

手隠し違法説004
警察批判もある。一部の活動家が、「警察はあえてハッテン場の前に張り付いている」「二丁目に集まるゲイを、性的指向を理由に職質のターゲットにしている」と主張したり、石川大我参議院議員(比例東京)に至っては、新宿二丁目で「オレは2丁目を偉そうに歩き回る警察を撮るのが趣味なんだ」「オレは国会議員だぞ! ビビっただろう」と警官に向かって叫んだという記事("Asagei Biz" 2020.4.14)が出ているが、これはゲイの権利向上に果たしてプラスの効果をもたらしているのだろうか?ま、泥酔しての大虎ぶりを記事にされただけなんだろうけれど、基本的には法律に違反しているなら取り締まって当たり前で、警察が悪いことをしているわけではない。大体、警察が正義を作っているのではなくて、自然法というか万民法というか、誰にも適用されるルールに違反しているから取り締まっているので、警察批判は筋違い。性風俗は社会的法益というか、健全な性風俗・性秩序を守り維持していくため、ある一定のルールを設けなくてはいけないものだ。それが法治国家というものだ。ただ、職務質問というのは、普通は挙動不審等で何らかの犯罪を疑うから行われる(警職法2条1項)。ハッテン場に来る者を無差別に呼び止めて職務質問をしているのだとしたら、違法だ。所持品検査も応じる必要はない。ハッテン場に張り付いていることでハッテン場の営業を妨害しているなら、それもヤクザのやり口と何ら変わらない。俺が言っているのは、新宿二丁目にいる挙動不審者は、別に職務質問を受けても構わないのではということだ。新宿二丁目でなくとも同じことをしているのだから。ただ、俺はこんなにもハッテン場に行っているのに、職務質問なんてされたことがない。出勤するかの如く、堂々と行っているんでね。

 

手隠し違法説の検証(5)

手隠し違法説005
警察が黙認しているから大丈夫だという意見もある。黙認の根拠がよく分からないが、おそらく賄賂ではないにせよ、何かしら働きかけていることだろうから、お目こぼしくらいはあるのだろうと思う。ただ、違法状態を黙認すると言うことは、法治国家ではあってはならないこと、露見したらリベートをもらって見て見ぬふりを決め込んでいるのかと警察の怠慢だと指弾されかねない。黙認ではなく、見て見ぬふりをしているか、機会を窺っているかくらいの感覚だと思う。ま、そんなことより、ハッテン場を利用している人が危惧しているのは、違法かどうかなんてどうでもよく、もし利用時にハッテン場が摘発をされた際に、利用している側が逮捕されるかどうかだと思う。ここでは利用者のモヤモヤとした不安を解消するために、グレーだからとか噂ではとかいう類の根拠のないことを考えず、まずは正面から公然わいせつ罪について、手隠しがどういう位置づけになるのかを考えてみたい。

 

そもそもわいせつとは何か(1)

手隠し違法説006
まずはわいせつとは何か。辞書的にはスケベなイヤらしいもの、子どもには教育上見せてはならないアダルトなものという認識であろう。例えば、漫画で股間がモッコリしていた、競泳用パンツから陰毛がはみ出していた、こんな程度でもわいせつになるだろうし、上半身裸のマッチョな消防士のカレンダー、チンコの形をした巨大ディルドだってわいせつだろう。で、ギリシャ彫刻でちょっちょっと陰毛の生えた包茎チンコや馬のとてつもなくデカいチンコの写真、医学的に解剖されたチンコの図、産まれたばかりの赤ちゃんのチンコ、まりもっこりのキーホルダー、舌を絡ませるキス、このあたりはどうだろうか。わいせつは人間だけなのか、大人だけなのか、芸術性があればいいのか、医学や科学だったらいいのか。石膏で象った女性器は性的刺激を受けるほど明確に認識するのは困難だと認定された(東京高判平29.4.13)が、じゃあ勃起したチンコの石膏はどうか。子どもの勃起したチンコは?漫画のキャラクターは?肛門は?生殖器以外ならいいの?とわいせつというのはこれだっていうことがいえない。個人差があるからだ。男女でも、男の乳首は良くて、女の乳首はダメなのか、ケツは全然問題ないのか、勃起していてもパンツを履いていれば構わないのか、ニューハーフだったら胸は見せても良いのか、俺にはわいせつはこれだとは説明できない。

 

そもそもわいせつとは何か(2)

手隠し違法説007
そもそも同性愛の扱いであるが、例えば、アメリカの刑務所では収容者の50%が同性愛を行っていて、「刑務所で経験した悪習を釈放後、社会に出てからも続ける者が多く、同性愛で再収容されることは少なくない。同性愛を性犯罪としている国では、刑務所が同性愛の悪習を育てる一つの場となっている」(Kikuta,2021)というように解釈されていて、日本は同性愛が「刑法上の」性犯罪ではないという認識だ。犯罪の類型としては、同性愛は性欲異常、そしてここでの手隠しというのは性器の露出なので性的行動の異常という扱いである。同性愛については、当たり前だけれども、「最近、社会問題になるほど増加しているが、13歳以上の者で同意があれば犯罪とならない」(Kikuta,同)。ここで、ハッテン場の手隠しは露出症(Exhibitionism)とか露出狂ではないという反論もあるだろう。露出症というのは、「多くの露出者は、異性が不本意ながらも陰部を見ることにより、性的満足を経験する。多くは精神薄弱者であるといわれているが、てんかん、酒精中毒、老年痴呆などの一症状としても見られる」(Kikuta,同)ということから、たいていのハッテン場利用者による手隠しは露出症ではないだろう。別に性器を見せることで性的満足を得てもいないし、不本意でもないし、まして何らかの疾患を抱えている訳でもない人が殆どだろうし、自分が露出症だとはまさか思ってもいないはずだ。ただ、公然わいせつ罪というのは、露出を取り締まるための法律だ。露出「症」だから捕まるのではない。そして、同性愛ということも加味して考えた方がいい。

 

そもそもわいせつとは何か(3)

手隠し違法説008
刑法では「公然わいせつ罪」というものがある。しかし、わいせつという概念が曖昧であって、さらにどうしてわいせつが罪なのか、説明できるだろうか?これがピンとこないのは、このわいせつが罪だという概念自体がキリスト教価値観由来だからだ。宗教的犯罪という概念が世俗化されてわいせつという概念が生まれた。江戸時代、わいせつは罪だっただろうか?公娼私娼が禁止され、赤線青線がなくなったのは戦後のことだ。同性愛は異常性欲で、精神病院に入れられて電気ショック治療を受けた。皆、外からやって来た、比較的新しい価値観だ。わいせつは社会害悪なのか、秩序を紊乱するものなのか、青少年に悪影響を与えるのか。具体的に言えば、例えば全裸の男の写真集を売ったらレ●プ犯が増えるのか、未婚の母が増えるのか、社会全体が堕落頽廃することで経済が停滞するのか、無法地帯になって治安が悪化するのか。風紀が乱れるって何なのか、社会にどういった害悪が生まれるのか、その関連性が説明されていないので、俺はイマイチ、ハッテン場に「公然わいせつ罪」が適用されたことに納得できていない。なんせ被害者がいない。刑法の原則に、「被害なければ刑罰なし」というものがある。また、憲法第13条で個人の自由が保障されている。この摘発は、「明らかに本来個人の自由に委ねられるべき領域と、法律を持って規制すべき領域との境界線を踏み越える」ものであって、「本来最小限の道徳であるべき法律が、個人の自由に委ねられるべき領域に干渉」(東京高判平4.7.13)したものではないかと思っている。

 

そもそもわいせつとは何か(4)

手隠し違法説009
例えば、バンコクではストリップショーがあって舞台で本番もやる。けれど、見ている側はオナニーするわけでもないし、勃起さえしていない。ハッテン場だってそうで、全裸で歩いているのを見たところで勃起なんかしない。タイプではない人の性行為を、見たくもないんだけれど、見たところで勃起なんてしない。だけどわいせつなんだろう。この、性的に興奮を感じないのにわいせつって言われるところが疑問だ。性的興奮で言えばフェチズムもある。鞭で打たれることに喜びを感じ、目隠しされて「公衆便所」とカラダに落書きされることで興奮し、靴下の蒸れた臭いに恍惚する、これは性的興奮を感じてもわいせつではないのだろう。それに、通常の健康な男だったら性的に興奮するのが当たり前で、なぜ興奮するかと言えばわいせつなことをしているからだ。皆していることなのに、罪になる場合とならない場合がある、これが「公然わいせつ罪」だ。

 

なぜわいせつが悪いのか(1)

手隠し違法説010
刑法では「保護法益」という言い方をするが、わいせつ罪というのはどうして罪になるのか。通説は、性秩序ないし健全な性風俗を乱すから「罪」だという。例えば、「性」を取り締まる法律というのは、売春防止法、風営法、関税法、児●福祉法、児●売春・児●ポルノ処罰法、青少年保護条例など枚挙に暇がない。ただ、「わいせつ」というものがどういうものか。例えば、ロングコートの中がスッポンポンの男が路上にいたとする。傍目からはロングコートを羽織っているのだから、わいぜつではない。人に見せたらわいせつだろうか。見たい人に見せるのもわいせつだ。だけれど、わいせつが罪ではない。「公然性」がなければ罪に問われない。路上で見たい人に見せたらどうか。路上は不特定多数に見られる可能性があるので、見たい人に見せていたんだと言っても、第三者が見ていたらダメだろう。で、全裸の人が全裸の人を見たら?第三者も全裸だったら?通説によれば、「健全な性風俗を乱す」からダメであろう。しかし、性欲を発散することで性犯罪を抑制する効果もあるということはないか、橋下徹元大阪市長が沖縄の在日米軍司令官に言った理論(2013.5.13)だが、一般的にはとんでも理論だ。けれど、性欲を抑制することが美徳とされるのは理解できるが、道徳論であって、法律で規制するようなことなのだろうか。神はすべてご存じとでもいいたいのだろうか?性欲を抑えたいんだったら去勢したらどうか?

 

なぜわいせつが悪いのか(2)

手隠し違法説011
また、わいせつというのは社会や時代によって時々刻々と変化していくものであり、価値観の多様化している今日で刑罰による道徳の強制が妥当なのかという少数説もある。ただ、実務では、陰毛は従来取り締まりの対象であったが、90年代初頭に警察の取り締まり方針が「ヘア解禁」に変更になって摘発されなくなった事例もある。また、国家による道徳の強制を排除する観点から、わいせつといった性的な意味を持つものや行為を見ても、それが成人の自由意志に基づく場合は害を受けることがないのだから、それを欲しない人の目に触れさせてその人の性的感情を害するならば処罰の対象にすべきという説もある。この場合の「公然と」というのは「不特定または多数人が意図せずとも認識してしまう状態においてという意味に解している。青少年については、欲す欲しないにかかわらず、過剰な性的信号によって性欲に関する自己コントロール能力が未発達であるから、将来のためにも遮断する必要があるだろう。欲しない自由というのは、不本意に性欲を刺激・興奮させられない自由であり、性欲に関する自己をコントロールする権利である。ハッテン場という形態はゲイ固有のカルチャーであって、股間を手で隠すというルールであるということを了承した上で入っている。わいせつではあるが、互いにそれを欲して入っているわけで、性的感情を害しているわけではなく、仮に害しているならば自由意志で退場できる。例えば、ストリップショーもハッテン場も、客の年齢確認をしているし、18禁のルールもある。不特定多数の青少年が見る機会もなければ、見たくないという成人も見る可能性がない。だからわいせつ罪は成立する余地がない。一見妥当なように思えるが、これも少数説だ。

 

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俺はゲイです。いくつかブログを書いていますが、このブログではハッテン場に特化して書いています。思ったこと、経験したこと、またハッテン場の分析や傾向と対策、経営戦略についていろいろ書いていきます。テーマがテーマなので、内容もそれなりにコアな感じになりますが、それでもよければ見てください。ハッテン場に興味を持っているゲイを対象にしていますので、それ以外の方はご遠慮ください。初めて来た方は、カテゴリを選んで読んでいただくことをお薦めします。

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