
ゲイサウナは普通割引はないし、別にゆったりするのが目的ではないので、ここでは除外して考える。ジム割は300円引きの1,200円に設定しているところが多い。ジム割の割引額を一覧にしてみると、微妙に差がある。ジム割というのは、他の割引と違ってジムの「会員」だから割引が適用されるのであって、学割に似ている。言ってみれば、ジムの利用料の一部がペイバックされるようなモノだ。また、ジムに行っている人はジム割が使えるところに行くだろうから、ガタイ好きが集まるサインでもある。ジム割があるかないか、ガタイ専にとっては重要である。また、昔と違って近年はジムに行く人は珍しくなくなってきたので、ジム割の割引率は低下傾向である。

カラダを鍛えるというのは。100%ジムに行くということではない、家でトレーニングをする人もいれば、公園を走るなどして鍛えている人もいる、また職業柄自然とカラダを鍛えている肉体労働者もいるし、体育系サークルやテニス等スポーツ系スクールに通う人もいる。そういう、ジムに行っていないけれどいいカラダをしている人のためにガテン割というのもある。もちろん体育会といってもどこまで体育会系とするのか、警官や消防士は良くて、警備員や救急隊員はダメなのか、土方とか漁師とかはダメなのかとか言い出すとキリがないが、ないよりはマシだ、ただ、ゲイに人気がある職業と言っても、ハッテン場ではどうせ脱ぐから言わないと分からない。

ハッテン場には経営戦略の観点からいろいろなイベントが昔からある。それこそ神話の時代から変わらず存在するものとしてはデカマラ・巨根だろうか。話を進める前に、大変センシティブなことでもあるので、世間一般で言う巨根とハッテン場の巨根の差異について整理したい。まず、巨根とは、新明解国語辞典によると、普通より大きな男根のことだという。この意味について、俺は大変不満を持っている。大変意味としては不十分で、辞書の役割を果たしていないのではないか。日本人の平均チンコサイズについては、TENGA社によって長さは13.56cm,亀頭直径3.53cm。竿直径3.19cmと公表されている。これを新明解国語辞典で当てはめると、巨根は14cm以上になる。これだとちょっと納得いかないのではないか。TENGA社によれば、13cm以下が25%、13-17cmが60%、17cm以上が15%だそうだ。TENGA社は17cm以上を巨根だと言いたいのだろう。これについても、正直疑義を抱いている。17cmが15%以上と言うことは、7人に1人は17cm以上と言うことになる。過大妄想も甚だしいというか、このデータも信用できるものとは言いがたい。Wikipediaの、16cm以上は5%というのが妥当なところだと思う。また、キンゼイの研究によれば、ゲイはノンケより長さが5%、太さ(周囲)は3%長いそうだ。ゲイとゲイ以外でサイズの違いがあるのかは疑問だが、一応参考までに挙げておく。

次に、巨根、デカマラという表現について、チンコがデカいから巨根というのではない。これはNinjaの出しているLサイズが一般的にデカいと言われるサイズであって、巨根はそれよりは大きい。bigとhugeというか、大と特大の違いと言えば分かりやすいか。ただ、巨根で集客というのは若干古い。例えば、ディグドなんかはデカマラ計測ルームなるものがあるが、いつ使うのかは分からない。昔の名残なのだろう。

ハッテン場で言うところの巨根は、多数のハッテン場で18cmを割引対象にしていることから、世間一般よりもハードルが高めであるといえよう。イベントではなくても巨根割をしているNinjaでは、一応標準サイズが13-15センチ辺りで、それ以上だと大きいかなくらいの設定をしているが、Ninjaはそもそも形状や太さなど総合的に判断するということで明確な基準を示していない。ま、少なくとも、巨根だとメリットはありそうであるし、巨根イベントがあれば、巨根自慢は間違いなく来るし、巨根目当ての野郎どもも集まることだろう。