
TXの浅草駅って全然浅草じゃない。六区じゃん。でも、浅草六区も今じゃ何だかこぎれいになった。右手には観光客向けの建物が建ち、左側には東洋館、ドンキホーテ、ロック座、・・その先に取り残されたかのようにある、昔の六区そのままのひっそりとした地味な建物が大番会館。中に入ると左手に靴入れが。10円取るのね。ないんで両替してもらって券売機で2,100円の券を買って、キーと黄色いペラペラなタオルとバスタオルを受け取る。目の前にエレベーターがあるが、若い人は階段でって書いてあったんで一応左脇の階段を使う。ロッカーに荷物を入れ、バスタオルを腰につける。浴衣を着ている人もいるけど、大抵はバスタオルスタイル。というか、浴衣はどうやってもらうんだろ。2階の奥はテーブルと椅子が何個か置いてあって、3人ほどテレビを見ながらくつろいでいる感じ。自販機にはジュースだけではなく、カップラーメンやアルコール類もある。

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風呂に入る前にトイレ・・和式?懐かしい。ウォシュレットじゃない洋式トイレでさえ最近は珍しいというのに。3階に上がると浴場があったので、バスタオルを棚に入れて入る。1人湯につかっているオヤジが。なんか、若干焦げ茶色に見えるんだけど。温泉なんだろうか?入ったけれどぬるいわ。隣は水風呂。ああ、奥のサウナ用ね。サウナは何か空気悪そうなのでシャワーを軽く浴びる。奥も階段が・・外見えるけど。見ようと思ったら、外からこっちも見えるんじゃないか?まあ、こういう施設なんだって端から見たら分からないだろうからいいんだけど。4階にも休憩スペースがある。で、2部屋は蒲団と枕が敷いてある薄暗い部屋。3人ほど寝ている。それにしても、客層は50~70歳くらいってところだろうか。中年と言うよりも熟年というか、おじいちゃんとはいえないまでもかなりのオヤジ度。ガッチリとかそんなカテゴリーではなくて、普通に銭湯とかにいるような、ごくごく普通の何の変哲もない、魅力なんてものはこれっぽっちもないオヤジばっかり。鍛えているって感じを醸し出しているオヤジなんて一人もいないし、欲情するには程遠い。

5階は個室があるね。宿泊できるようで。で、またも蒲団と枕の部屋が・・ここは盛っているのとかちょっかい出しているのとかいるな。枕も蒲団も真っ白なシーツで覆われているけれど、なんせ薄暗いし、雑魚寝しているオヤジは皆素っ裸だし・・同じところで寝たいとは思わないわ。お、ちょうど終わったばかりのオヤジ二人が出てきた。毛深くて胸毛に白髪の入ったオヤジのチンコが半勃ちで真っ赤っかになっているのがいかにもさっきまでやっていましたよと言わんばかり。俺もこのくらいの年代でもまだまだ現役でいられるのだろうか?6階は全室個室で7階は入れないけれど屋上は開放されているというので行ってみることに。注意点として全裸は禁止でバスタオルを巻くこととある。でも、行ったけれど屋根があって日焼けができるって感じではなさそうだし、外からはおそらく見えないぞ。奥では初老男性が3人くらい、何だか飲みながら話をしている。何か、浅草って感じだな。神戸のジェントルマンや台南の緑の館を彷彿させるような老け老け度合い。俺も老けたらお仲間入りすることになるんだろうか・・。ま、早々に退散しなければ。
今日は大雨。こんな日は仲見世通りにもアーケード欲しいな。浅草寺に入って、人の少ない左に逸れると花屋敷の賑やかな声が聞こえてくる。人気のないそんなあたりにひっそりと24会館の表記が。その向こうの大通りに5656会館が見える。入るか。靴を預けて・・クレカ使えるみたい。2,700円!?べらぼうに高い。もらえるのってガウンと緑色のタオル2枚くらいなもの。2,700円はないよなって、ロッカーに行く途中のラウンジでオヤジというか見た目60歳から70歳くらいに見えるおじいさんたちがワイドショーを余所に話に花を咲かせている。そうはいっても、40代という感じの人もチラホラ。この前行った英都ほどではないな。
1階にサウナがあるらしい。エレベーター前にDVD置いてあるな。ジジイやデブの絡みのか。復刻版と書いてある。ま、こんなの老け専のハッテン場に行けばいくらでも見られるけど。風呂にとりあえずは入るか。トイレ・・和式じゃん。浅草だからか?入るとなんか細長い造り。空いてるね、って思っていたら急になんか皆さん入ってきたな。風呂、壁が田亀源五郎の装飾画。おそらく三社祭なんだろう。ま、こんな髭面オヤジを裸何か書くのってコイツくらいだな。狭い風呂・・2人入ってきたんで、サウナへ。ここも広くはないな。黄色いタオルが敷いてあるけれど、大丈夫なんかね?汚れても良いようにってことじゃない?筋肉質なんてものは一人もいない。デブって言うよりは枯れかけた感じのオヤジが多い。ま、なぜその中で40代くらいのがいるのかって感じだけれど。温度低めのサウナは真っ暗だし、サウナって感じがしない。ミストサウナも、これもミスト感が薄いし、ちょっと明るいよな。奥はシャワー。トイレ・・洋式だけれど、シャワ浣はホースでやるんだ。原始的。出て、ロッカーに。なんか、女装はあっちのロッカーを使えと書いてある。女装も来るんだ。
2階はスナックとカラオケ。カラオケは女装もいいと書いてある。3階にミックスルーム。パーティションで囲われたところに敷布団が2,3枚ある感じ。誰もいない。テレビ部屋っていうのもある。オヤジ同士で絡んでいるエロビが流れていて、リクライニングの座椅子というか敷マットだけど枕よりはちょっと高い感じに盛り上がっている。ここも人がいる訳ではない。右側は鏡部屋、覗き部屋って書いてあったけれど、ボヤ騒ぎがあったから一時閉鎖しているらしい。通路で大便小便してはいけないと書いてある。当たり前だけどね。放送が流れてきた。キーは受付に預けると札がもらえるので、それを利用するようにと言っている。キー、きっとなくす人が多いのだろう。ガウンを帰りに受付で返すと言うシステムに一部の人が反対しているというが、ガウンやタオルを持ち替える奴がいてコストがかかっているからそうしているんだと、その一部の人がおそらく持って帰っているからなんだといわんばかりの説明が書いてある。そういや、シャワーでオリーブオイルを使うなとも書いてあったな。滑る奴がいるからと。やたらめったら注意書きが多いのは、やっぱり老け専サウナだな。
何だろ。個室も多いな。一人用と二人用があって、鍵がかかっている。個室にしけ込んでいるってわけでもないだろうしな。4階は全部個室。5階は談話室か。女装が一人いる。女装っていっても、明らかにカツラで、ポッチャリで、こんなんで街中歩けないだろうっていう感じの思いっきり仮装用の服装。ここで女装に着替えたのかもね。っつーか、館内着着ないんだ。ここで揉め事が起きたら受付に言うようにとか、毛布を持ってきたり飲食をするなとか、もういろいろ。揉め事って男の取り合いとか?奥はミックスルームか・・何人か女装がいて、それぞれが皆ヤラれている。一番手前の奴はケツにぶち込まれて口マンもされている。どの女装もポッチャリ系で、ジジイの汚い女装っていうのはいないけれど、美形ってわけでもないし、女装というよりはコスプレだ。なんか、女装ってそもそも着たままヤラれるのか。だから汚れても良い安っぽいのをあえて着ているってことね。ま、イヤなものを見た。だから、まあ40代かなってのもいたりするのか。
また2階に。モニタールーム?ああ、ここも女装がファック・・女装OKのところって浅草くらいじゃない?ま、浅草は女装のおかげで生き残っているのかもしれない。何か、不思議な世界。女装にプレミアムが付いているから料金設定が高いのかな?出る間際にまた女装が入ってきた。これはまあキレイ系かなって思ったら、声は男だし、スナック利用みたい。そういや、スナック利用をして会計時にお金がないことが分かって銀行まで付き添う場合は3,000円いただきますと書いてあった。いろいろここって大変そう。