新開地、初めて来た。右にある赤いパチンコ屋の方に曲がって、薬局を右、で珉珉を左。ジェントルマンか。なんか造りがミナミのスポメンと同じ感じ。入ると玄関、で、10円入れる靴用ロッカー。右手から半裸でバスタオルを巻いた胸毛ありの中年男性が下りてきた。ま、そんな感じね。ロッカーキーとフェイスタオルと小さ目のバスタオルをもらう。1,900円。かなり古びたロッカー。右手にじいさんが座っていて、テレビを見ながらくつろいでいる。一応、曜日ごとに何々デーとかあるんだ。意味があるんだろうか。洗面所があって、その奥がシャワースペース。2つしかない。右手にはサウナ。サウナはやけに小さい。個人用?ってくらい。換気とか平気か?
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番号札に替えて、上に。2階は左手にトイレ、階段の向かいに部屋。右に個室があって、その奥は何やら洋モノのエロビが小さなモニタから流れている。で、盛り声が。例によって、ちょっと見るに堪えない感じ。3階に。3人寝ている。ガリガリとデブオヤジと中年男性。その上は階段はあるけれど、荷物が置いてあって行けないから、これっきり。これっきりか!16時半だから、まだ明るい。部屋の中は2階よりはその光が差し込んでいるせいもあって明るい。入口の非常用の緑のランプと、何の意図かグルグル巻きにされて半分だけ点いた赤い蛍光灯が怪しく光る。寝ているが、狸寝入りなのだろう。どうしたらいいって感じだが。とりあえず、左端に寝てみた。上半身は起こしてね。さっきの中年男性は起きて、下に降りて行った。奥ではデブオヤジがもう一方のデブオヤジに足を絡めている。オヤジというか両方共白髪の生えたじいさん。じいさん同士で絡むのかと思いきや、断られたらしい。出て行ってしまった。断るとかあるんだ。勉強になるな。
さっきの中年のスリム男性は、何やら小荷物をもって俺の隣の布団に寝出した。ま、布団との間に結構な間が空いているんだけどね。こっちを向いて寝ている。ま、明らかに俺とヤリたいってアピってるよな。スリム体型だしな。様子を見るか。相手は手を伸ばしたけれど、全然こっちまで届いていない。引っ込めたし。そのうちスースー寝息を立て始めた。
胸毛のあった中年が来たけれど、すぐにどこかに行ってしまった。ガリは奥で携帯をいじっているらしい。布団って干してるのかな、何か衛生的に疑問が。ヤッた後とかどうしているんだろうか。そもそも、ゴム見当たらない。ラブローション500円って書いてあった。ま、小袋の中に用意してあるんだろうけどさ。1時間ほどで陽も傾いてきたから、やらずに帰ることにした。
昔は京都にもハッテン場があった。たいてい地方のハッテン場というのはオールラウンドというよりは年のいった常連ばっかりが集まりがちだけれど、京都はそんなこともなかった。ただ、平日の夜だったせいもあるが、ガラガラというか、まったりとした時間が流れていた。ハッテン場といっても、ヤリヤリでもなくて、ゆっくり座って会話ができるくらい休憩スペースが広かった。だからか、クルージングスペースにいないで休憩スペースで時間をつぶしていて、誰かヤレそうな奴が行ったらその後を付いて行くってスタイルなのだろう。大体、明るいところで様子を窺って、暗いところでアタックをかけるというのはハッテン場の古典的常套手段だ。ここも、俺が探すというよりは、後から付いてきた奴に誘われてそのまま個室に入った。関西は積極的というか、俺は相手任せにまたもされるがまま。イカなくてもいいのに半ば強引に手コキでイカされた。終わって、帰ろうとすると、何やらハガキを出された。どうも、芸大の学生らしくて、個展を開くから見に来てくれと。陶器?どの顔をして個展に行けばいいんだろ。食事に誘われたので、イッたしそもそも人も少ないから、ここを出て京都の鴨川沿いの桟敷の店で一緒に食べた。